どこにでも転がってる系女のブログ

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モントリオールの大学へ来て考えるキャリア

こんばんは。シミズです。

日本は、おはようございます!という時間ですよね、恐らく。

 

え~、実は昨日でモントリオールへやってきて1ヵ月が経ちました。

早いんだろうか、遅いんだろうかという感じですが、個人的には「やっと1か月かぁ」と思う反面、「あぁ、もう1ヵ月か」と思う自分がいます(笑)

こっちの街ではチラホラ紅葉が始まって、あぁ秋だな~と感じる場面がちらほら。こちらに吹く風もまた、秋の穏やかでそしてどこか冷たい冬の空気を含んだような、そんな風が吹いています。

 

さてさて。

本日はこの間カードの話をしたから関係する話をしようかな…しません!

この間の話題は本当に分かっている方にしてみたら「んなん、分かるわ。どうでもいい」という感じの内容だったと思います(笑)

 

今日はこちらの大学と、キャリアについて考える場面があったのでそれについてお話しできたらいいな、と思います。

 

え~まず、お話していきたいのはこっちの大学についてです。

授業時間から話を始めつつ、自分の学部のこと・分野のことについて話していきます。

 

 

 

大学の授業スタイルについて

授業時間ってどうよ?

こっちの大学、授業が1コマ3時間です。

 

…すごくないですか?私、こっちに来て1番びっくりしたことなんですが(笑)

3時間と言ってもぶっ続け3時間だなんて拷問のようなことはしません。

1時間や1時間半、また2時間の後で数10分の休憩があります。この休憩の取り方は講師の方によってマチマチです。

そしてこの授業時間は、大学ごとで違うらしいですね。大学によっては日本の大学みたいに90分だったりするようです。

ただ、3時間ってつらくない?ってなるんですけど、3時間授業…正直辛くない!というのは嘘になりますが、そこまで辛くはないです。何と言うか、程よく飴と鞭というか、そんな感じです。それは追々話すことと関わってきます。

 

食べ物って食べていいの?え~?授業中でしょ?ダメでしょ?

ご飯OKです。授業時間が授業時間なのでだと思うけど、私、ここにも驚きました(笑)

私がいる日本の大学はご飯NG、お菓子もダメなところさえあります…が、こっちはお菓子もご飯もOK。特にご飯に至ってはマクドナルドのバーガーセット買ってきてむしゃむしゃ食べてる子がいましたね(笑) 飲み物に関してもうるさくは言われません。ペットボトルだろうが、カップに入ったコーヒーだろうがチョコレートドリンクだろうが、OKです。なので、眠くなって糖分補給!が可能。(笑) 眠くなることやつまんないわ!ということは授業が楽しかったり、環境的な問題があってあまり起こりません。

 

教室ってどんな感じなの?

教室は広すぎることもなく、狭いこともないです。日本の大講義室みたいなとにかく広い教室はでも、こっちに来てからは見たことはありません。コの字型の机が2つ、3つ並んでコの字の開けた場所に黒板や機材が置かれ、そこで先生がお話をします。…これがとにかくすごい。先生が話す後ろでは2台の電光掲示板が授業のスライドを公開、また先生のカンペ用として、先生の真ん前の壁にも電光掲示板が。教室によっては電光掲示板の数がたくさんあって、ディスカッションの授業でお題を見やすくするような感じのところもあります。…というか、大学ってこんなにすごい設備があるんだ、と痛感した場面です。お金かけてるな~と思いつつ…。

 

こちらの大学へ来て見つめたこと

こちらの大学へ来て、驚いたというか「何ていいんだろう」って感じた事はたくさんあります。日本の大学もそうなればいいのに、とか(笑)

憧れてばかりいてはいけないですけれど、もっとこうなればとか自分個人がキャリアとしてこうしていけたらいいな、と思う部分はたくさんあります。…ので、ちょっと掻い摘んでお話したいと思います。

 

自由な大学のスタイル(学生)

こっちの大学に来てびっくりしたのは、普通に正社員として働いている方でも大学で勉学を取っていることです。働いている方ですよ?…が、大学で勉学を取っている様子を見ました。日本ではあんまりないんじゃないかな~と思います。というか、働きながら学べる環境・いつでも学べるような流れが生まれているのが素敵だと思いました。

特にモントリオールの大学院ではそれがさらに活発だとは思いますが、私の知り合いでは、「実は今日からこの大学で勉強始まるんだよね」といろいろな大学へ通いながら勉強をしているようでした。学びに対しての自由さがあるのはうらやましいな~と思います。

 

大学の授業がちゃんと学びの環境として成り立っている

え、大学って学びの環境でしょ普通に考えてってなるんですけど、…うちの大学、授業によってはあまりのうるささで授業にならないことがあります。特に大講義室とかであるような授業。…もう私語がすごいので、教授が「うるさい」と注意をしたり、退場がザラにあります。

で、こっちに来て授業を受けるとあまりの静かさに感動しました(笑)

静かにする、というのは私が留学している大学でも厳しく最初のオリエンテーションで言われたのですが、それにしても静かすぎない?というくらい静かです。いつでも集中できる環境があるというか、「うるせぇな」と思うことなく、余計なことは考えることなく授業に臨める環境があるのは魅力的です。きっと、学びを与える人間に対しての敬い(年功序列とかそういうのじゃなくて)がしっかりと学生の中に息づいているのだと思います。講師の方や教授もまた、その学び・学生の学びたいと思う気持ちに対しても熱心に向き合ってくれます。どちらも学びに対して貪欲というか熱心なので、お互いが自然と向き合うという流れが生まれています。日本の大学・教授が学びに対して熱心じゃないと一方的に言えた試しはないですが、こちらほど熱心ではないなというのが個人的な意見です。というか熱心な生徒がいてそこで質問を教授にして、みたいに、日本では熱心な生徒がいないと教授が腰をあげないことがほとんどだと思います。また、教授が一方的に熱心に教えることもあまりないような気がします。あとは、熱心に教えても生徒自体が興味を持たない、とか。…それってどうなんだろうと日本にいた頃はかなり考えることがありましたが、こっちに来てからはそんなことを考えることなく過ごしています。

 

就活臭があまりない大学・就職のためではない学びの場

これは勝手にこちらが思っていることなので、意見です。一般論ではないということを先に言わせてもらいます。

こちらの大学で学ばさせてもらう中で1番に思っていることは、「学生らしく学ぶことができる」というのは強く感じています。

日本だと、もう「就職活動のための4年間」という臭いがプンプンと漂うのをひしひしと感じてたまらなかったのですが、こちらはそういう空気が少ないです。それに学生1人1人、学びに対して積極的です。

私は行けるかはともかくとして大学院に行きたいと思っている人間なので、日本でひたすらに「就職就職」と声をそろえる大学や学部、インターンシップが少々苦手でした。ニートみたいなことを言ってますが、働きたくないわけではないんですよ?

留学生としてきているので、その就職活動云々があまり感じないのはそのせいだと思いますが…。日本ほどに「就活」に対してうるささがあまりないので穏やかに学べています。

 

結局、自分はどうなりたいんでしょうか。

こっちへ来てから、それを考えるタイミングがとっても増えました。自分はどうなりたいのか。

ふとした瞬間にSNSを開けば、みんな就活やインターンシップをしています。「大学院へ行く」という自分の選択がどこか間違っているんじゃないか、とそこで何度も疑いをかけています。本当に大学院へこのまま行くのか?いつまで親のすねをかじって生きていくつもりだい?と痛いところをガシガシ突かれます。就職をする方が全うである、というような気さえしてきます。

日本の働き方に対する意識を変えたいと思っています。もっと自由な雇用また雇用環境を提供する仕組みや解決策の1つや2つを見出したいと。だから、そのためにも大学院で日本の雇用や雇用環境についてを学びつつ、解決策を見出したいと考えています。

また自分が思う働き方ですが、私は「自分の好きだと思うことをしながら稼いでいきたい」と思っています。具体的に言えば、塾で今までバイトをして子どもたちに教えてきましたが、それを仕事にしていけたらこれほど嬉しいことはないな、と思っています。その誰もが考える「自分が好きだと思うことをしてお金を稼ぐ」ということについても考えていきたいです。

そしてさらに言うと、大学院を出たら好きなことで新潟で仕事をしたい。何なら、教育関係で起業したい。これはまだ全然形にはなっていないですが、これは野望です。いつか実現したい。

…ただ、これを何度も自分の頭の中で考えるたびに「それは正しいのか」と常に思います。それに「何故にそれをしたいと考えるのか」もです。理由は1つや2つ思い浮かびます。でもそれ以上の深掘りができない。…ということは、それはまだ自分の中で形になり切れていない証拠何でしょうか、などいろいろ思います。

 

だからこそ、考える時間とそれを行動に移す時間が必要です。それを留学中に形にして帰ってきます。

 

とまぁ、後半は自分の話になってしまいました(笑)

最後まで見てくださってありがとうございました!